2007年のお笑い界、出演回数だけでいったらたぶんこの人が1位だ!


今年最も売れたお笑い芸人は誰だろう。
小島よしお、ムーディ勝山柳原可奈子、にしおかすみこ、IKKOあたりの名前が挙がるんじゃないかと思う。そのまんま東もそうだな。
もちろんそれでいいとは思うが、個人的な感覚ではちょっと違う。

2007年はケンコバだった。ケンドーコバヤシの年だった。
僕は最近バラエティ番組をほとんど観なくなってしまったが、その数少ない機会のほとんどにケンコバがいた。レギュラーじゃないのに。
なぜこんなに売れたのか考えてみた。
それはやはり、持ちギャグがないからではないか。
いや、「正気ですか?」という持ちギャグがあるにはあるのだが、たいていの人は言われて初めて「そういえばケンコバそんなことよく言うなぁ」ぐらいの印象だと思う。
これが目立たないのは、ケンコバが器用すぎるぐらいいろんなものをさばいてしまうからな気がする。
アドリブでどんどん前に出てくるのも理由と考えられる。
他の誰かが話したことを伏線にしてあとあと引っ張ってくるところもうまい。

飽きられないようにうまく隠れてブレイクしたものだ。
やはり器用だ。

そういえばにしおかを最初に見たのは今年正月のヒットパレードだった。あれからもうすぐ1年か。
あのときはネタが全く完成しておらず、自己紹介したと思ったら「話すことがないよぉ〜っ」とか言っていた。
もちろんウケるはずはなく、他の出演者はぽかーんとするしかなかった。
それに比べればちょっとはしゃべれるようになったものの、基本的には何も変わっていない。
テレビとは不思議なところだよなぁ。