僕はこうして突然非母国語がわかるようになった


今日、僕は突然非母国語がわかるようになりました。いや、正確には、「どうやら日本語らしいけど専門的すぎてよくわからんことば」ということなんですが。おおげさに書きすぎましたすみません。

僕は大学生なので、卒論を書かなくてはなりません。卒論を書くためには、難しい専門的な文献もちょこっとは読まなければなりません。というわけで、今日は1日中専門文献を読んでおりました。
専門用語だらけなので当たり前ですが読むのがすごく大変です。単語単語では理解できるものもあるのですが、内容は全然頭に入ってきません。これは困った。
いつもならこんなときは飽きてしまってラクガキとかを始めてしまうんですが、今日はなぜか違った。〆切りがもたらす緊張感でしょうか。それでもうんざりするぐらいしんどいんですが、その辛い時間を休み休み5〜6時間我慢したころ、突然ある変化が起きました。
内容がわかるようになってきたのです。
そこからはノンストップで最後までぶっ通し。気づいたらカフェの閉店時間でした。

いったいどうしてあんなことができたんだろう。稚拙な思考ながら仮説を立ててみました。

おそらく、無理矢理に非母国語に接していると、自然と脳がそこに適応してくるんだと思います。第一に、論文論文した独特の文体にも慣れてくるんでしょう。第二に、内容はあっちこっちに飛ぶわけではなく、基本的にはある「核」の周辺をまわっています。なので、その「核」のイメージがおぼろげながらつかめた瞬間にそこまでの内容が一気に結びつくんじゃないでしょうか。

留学した人はよくいいますよね、突然リスニングができるようになった、と。そこまでの劇的な効果ではないかもしれませんが、たった5〜6時間ただひたすら我慢というかほとんど「力ずく」で本を読むだけでわけのわからんことばがわかるようになったのだから、外国語も想像してるよりは意外にすんなりなんとかなるんじゃないか、というのが実感です。こういうことをいうと、「毎日1000円ずつ貯めるだけで1年で40万近く貯まる」→「その『だけ』が難しいんじゃい!」というような反発をくらいそうですが。
「日本語で書かれた大学生が卒論の参考に読む程度の文献」と「マジにさっぱりわからない外国語」とは単純に比較できません。でも、僕にとってはどちらの場合も「軽ーい基礎はある」っていう点で共通してるんで、意外といけるんじゃないかなーと考えてしまいます。まぁ僕は外国語に対する学習意欲が極めて低い学生ですので、自分で実践・検証することはないと思いますが‥‥。いや、でも本当にびっくりするぐらい突然すーっと頭に入ってくるようになったんですよ。何十万円も必要なわけじゃないし、時間もそうとんでもなくかかるわけじゃないです。だまされたと思ってだまされてみたりしませんか?  ‥‥だまされたというぐらいの効果しかあがんなかったら、ごめんなさい。