みうらじゅん『正しい保健体育』感想
- 作者: みうらじゅん
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 203回
- この商品を含むブログ (210件) を見る
【みんな知ってるけれど、だれも教えてくれないこと。】
バカな本だな〜
みうらじゅんますます好きになりました。
だって、仮にも保健体育の本ですよ、これ。
「20歳になるまで童貞でなくてはならないと法律で決まっている」は百歩ゆずったとしても、スカイフィッシュやサイレンサー・安全装置、果てはゴダールまで出てくるとは誰も想像できまい!
「包茎はずるむけより正しい!」
……っていうどうしようもなくくだらない話をしたと思ったら、時々ズバッとちゃんとしたものもくるもんで、不意をつかれて納得してしまうこと間違いなし。
祖父江慎の装丁も見事。「教科書っぽさ」を追求してます。
この微妙なダサさと退屈さ。読んでるとなんだか眠くなってくるから不思議です。
こんなの祖父江慎にしかできません。
しっかしこの本、すごく正しい。
男子にとって「性」とはオナニーだもん。
「やりてーぜ」「入れてーぜ」の「二大テーゼ」だもん。
正しいものって普通はつまんないものだけど、この本は違う、正しいけどおもしろいや。