見世物小屋リポート(2007年酉の市)


今日は新宿・花園神社の酉の市に行ってきた。
お目当てはなんといっても「見世物小屋」だ。

見世物小屋というのは、簡単に言ってしまえば、おもしろいものや珍しいものを見せて入場料をとるという商売だ。
かつてはどこの縁日でもみられたらしいが、近年は急速に数を減らし、ついにここが現存する唯一になってしまったという。年に数日だけあらわれる幻の大衆芸能である。

話には聞いていたが、僕も実際にみるのは初めてだ。

さて、感想。
みる前の感想は、「あやしすぎる」。
みているときの感想は、「わけわかんなすぎる」。
みたあとの感想は、「またみたいなぁ」。

うさんくさいし、インチキくさいし、ちょっとひいてしまうし、何がなんだかつかみきれない。
しかし、妙な自信とエネルギーに満ちていて、ワクワクしてしまう。

参考までに今日の演目一覧。

・人間火炎放射器
・人体入れ替わり
・犬の演芸
・ガラスを通り抜ける蛇
・鎖を鼻から口に通す女
・双頭の牛
・何もない箱からリボンやおばさんが出てくる魔術
・インドから来た巨大ニシキヘビ
・蛇を食べる女

んー‥‥わけわかんないでしょ?
すごいものとすごくないものがありました。
これを延々明け方まで繰り返すそう。
いやはや、とんでもない。
そりゃあ絶滅寸前にもなるわなぁ。
つーかここも来年はもうないかもしれない。

他の屋台も迫力がありました。
酉の市定番の熊手はどこも絢爛豪華。買ったときのうた(?)もにぎやかでよろしい。
あとは2人前をぶちこんだ特盛焼きそば、すさまじい長さのスーパーロングフランク、笑っちゃうぐらいタコがはみ出してるタコ焼き、なぜか唐辛子‥‥

こういう雑然としたごった煮、いいですねぇ。
予期せぬ出会いがあって楽しい。
来年も行きたいもんですなぁ。