だからいじめがなくならないんだ


いじめは怖い。と多くの人は思っている。
ニュースでいじめに関する事件が報じられたとき、もしくはドラマの題材にいじめが取り上げられたとき。
でも、たぶん最も強烈に恐怖感を感じるのは、自分のすぐ隣でそれが起こっているときではないかと思う。つまりクラスや職場や地域でのいじめだ。その体験があるからニュースやドラマの出来事も妙なリアル感を持って受け止められるような気がする。



けれど、僕が思うに、この「恐怖感」こそがいじめが消えない根源じゃないだろうか。




いじめは怖い。だから、なるべくいじめられたくはない。だからいじめを見て見ぬふりするし、ときにはいじめる側にまわる。


みんなが一度、いじめなんか怖くないと思ってしまえば、いじめは怖くなくなる。おばけだってそうじゃないか。怖くないと思った瞬間に怖くなくなる。
ひとりでやるのは勇気がいるから、みんなで一斉にそう切り替えよう。





いじめは怖くない。