男が弱くなっているのはなぜか 女が強くなっているのはなぜか


コミックビームの奥村編集長(O村)さんが嘆いている。
どこでといえば、メルマガやビームマンガ大賞(新人賞)の発表ページなどで。
何をといえば、「男が貧弱になっている!」もしくは「女が強くなっている!」もしくは「強いのは女だけになってきてる!」といったことを。


でもそりゃあそうかなぁとも思う。自分も思いっきし貧弱な人間だからいえるんだけど。
だってさ、小さいころから「女の子には優しくしなさい」「女の子にゆずりなさい」とかそんなことばっか言われて育ってきてますからね。
デートに行くにしても、「いつ行きたい?」「どこ行きたい?」「なに食べたい?」「なにして遊びたい?」「なに飲みたい?」という決定権はすべて女の子にゆずることになる。
女の子を対象にしたアンケートなんかを読むと、「オレはこれが食いたい、だから行くぞ」と全部決めてくれて引っ張ってくれる人がいいなんて回答もあるが、決定権をまったく与えられないのもそれはそれで窮屈に感じるんじゃないだろうか(僕のようにゆずり過ぎるのも考えものではあるのだが)。
あるいは、「レディースデイ」なんていう割引サービスもけっこうあって、そりゃあそんなのがあれば女性の方がアクティブに映画館に足を運ぶのは当然だろうという気がする。映画を観に行けば食事もするだろうし、デザート(今はスイーツと呼ぶのかな)も楽しむだろうし、買い物もするだろう。どんどん新しい刺激が入って、どんどんアクティブになっていく。しゃべる話題も増えるだろう。男は口数が減って元気がないように見えるのも必然じゃないかなぁ。


そしてもしかすると、こんなこと言ったら怒られそうだが、ゆずられたり優しくされたりするのが当然という女性もいくらかはいるような気がする。降りる人を押しのけて我さきに電車に乗り込もうとする老人のように。みんながみんなそういうわけじゃないとは思うけど。


つまりだ、男が弱い、もしくは女が強いことの原因は、ちょっと行き過ぎたフェミニズムにあるんじゃないかと思い付いたのだ。




ちやほやされるからつけ上がる。
守られてるから思い切ったことができる。
一方男は攻撃できない。
ますます勢いづく。




うーんやばいな、すごく怒られそうなこと書いてる気がする・・・。
いや、僕が問題にしてるのは「過剰な」フェミニズムなんであって、行き過ぎてなければ優しくするのはまったく問題がないとは思うんです。どの程度なら問題がないとか線引きは難しいですけどね。ただ、もうちょっと男に優しい世の中になってもいいんじゃないかとは思うんですね。
女性差別というのはムカつくことだと想像できますが、だからといって「女性優遇」は男性にとっては「男性差別」ととらえても無理はないのではないか・・・。


現状はちょっと、男女平等な世の中ではない気がします。